Englishes 2011 10 9

 タイトルを見て、興味を持った人は、
英語が得意な人か、英語が好きな人でしょう。
 「英語」という意味で「English」は、数えられない名詞で、
本来、複数形にはならない単語なのに、
あえて複数形にしているとは、何かあると思うでしょう。
 最近、日本の会社では、英語が社内の公用語になった会社があります。
それは、いくら国際化の時代と言っても、やりすぎだと思いますが、
時代の流行ならば、仕方ないかもしれません。
 とはいっても、英語が苦手の人は、つらいでしょう。
英語を読むことも、つらいならば、
それ以上に、つらいのが、ヒアリングです。
 しかし、落ち込むことはありません。
おそらく、アメリカ人が話す英語は、英語の方言に近いと思います。
たとえ話をすれば、日本語を勉強した外国人が、
いきなり早口の関西弁を聞いたら、どうなるか。
おそらく聞き取れないと思います。
それで落ち込む必要はありません。
 日本の学校では、「good dog」を「グッド ドッグ」と教えるでしょうが、
これをアメリカ人が発音すると、どうなるか。
「グッドッ」になります。
(もしかすると日本人には「グド」と聞こえるかもしれません)
 「ニホン英語は世界で通じる」という本では、
このようなことが書いてあります。
 著者が中国の大学で英語を教えていた時、
同僚でアメリカ人の英語教授が、著者の部屋を訪ねてきたそうです。
 アメリカ人教授が言うには、
自分の英語が学生たちに伝わらず、学生たちから突き上げられているのだという。
そこで学生に、「それなら、どんな英語をしゃべればいいのか」と聞くと、
「末延教授(著者)のような、
しっかり区切るしゃべり方をすればいい」と言われたそうです。
 そこで、信じがたいことだが、アメリカ人の教授が、
著者のところに、発音の相談に来たそうです。
 そういうわけで、日本人が話す英語を世界標準にするという方法もあると思います。
世界では、英語を話す人口は、20億人で、
そのうち、英米人が4億人、アジアでは8億人と推定されます。
アジアでは、今後も人口が増える予定ですから、
英米人は、英語において少数派になるでしょう。

日本英語 2010 8 1
書名 ニホン英語は世界で通じる
著者 末延 岑生  平凡社新書
 おそらく、アメリカ人が話す英語は、英語の方言に近いと思います。
日本語で言えば、関西弁です。
 たとえば、日本語を習得した外国人に、
いきなり関西弁を聞いてもらう。
おそらく、聞き取れないし、日本語だと思わないかもしれません。
関西の人は(特に大阪)、なぜか、いつも忙しく、気が短い。
だから、話す言葉は早く、発音しない部分があると思います。
 著者の体験では、こういうことがあるそうです。
著者が中国の大学で英語を教えていた時、
同僚でアメリカ人の英語教授が、著者の部屋を訪ねてきたそうです。
 アメリカ人教授が言うには、
自分の英語が学生たちに伝わらず、学生たちから突き上げられているのだという。
そこで学生に、「それなら、どんな英語をしゃべればいいのか」と聞くと、
「末延教授(著者)のような、
しっかり区切るしゃべり方をすればいい」と言われたそうです。
 そこで、信じがたいことだが、アメリカ人の教授が、
著者のところに、発音の相談に来たそうです。
 ハワイ大学のスミス教授の研究によると、
アメリカ人の英語は、アジアの人々に対し55%の伝達率でしかないのに、
日本人の英語は、アジアの人々に75%という高い伝達率で理解されているという。
 こんな話を読むと、
いつの日か、日本人がアメリカ人に英語を教える日が来るかもしれません。
(これこそ、日米同盟の深化の成果になるかもしれません)
 自動車を輸出しすぎると貿易摩擦が発生しますので、
今度は、日本式英語を輸出することで世界に貢献できます。
おそらく、日本製の英語は、世界で歓迎されると思います。
 著者によると、
世界では、英語を話す人口は、20億人で、
そのうち、英米人が4億人、アジアでは8億人と推定されます。
アジアでは、今後も人口が増える予定ですから、
英米人は、英語において少数派になるでしょう。






























































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